【プロが徹底解説】
その肩こり、揉んでも治らない理由とは?
もはや国民病ともいわれる「肩こり」。 多くの日本人が悩まされている症状ですが、「いつものことだから」「マッサージに行けば少し楽になるし…」と、根本的な改善を諦めてしまっていませんか?
肩こりは、単なる一時的な不快感ではありません。放置すると、頭痛や吐き気、めまい、腕のしびれなど、全身の不調に繋がりかねない、身体からの危険信号です。
この記事では、なぜあなたの肩こりが治らないのか、その本当の原因を紐解き、Blue Moonが提供する根本改善への道筋を詳しくご紹介します。
あなたの肩こりはどのタイプ?(肩こりの主な症状)
一般的に「肩こり」とは、首の付け根から肩、背中にかけての筋肉がガチガチに緊張し、以下のような不快な症状を感じる状態を指します。
- ズーンと重い、鉄板が入っているような感覚
- ジンジン、ズキズキとした痛み
- 首や肩が動かしにくい
- ひどくなると、頭痛、吐き気、めまい、腕や指先のしびれを伴うことも
なぜ、あなたの肩こりは治らないのか?(本当の原因)
マッサージで楽になっても、またすぐに元に戻ってしまう。それは、痛い場所=原因ではないからです。肩こりを引き起こす根本的な原因は、日常生活の中に複雑に絡み合っています。
日常生活に潜む7つの原因
① 筋肉の疲労と緊張: 長時間のデスクワークやスマホ操作で、首や肩の筋肉が緊張し続け、血行不良に陥っています。
② 不良姿勢: 猫背、巻き肩、ストレートネックなどは、重い頭(約5kg)を支えるために、首や肩の筋肉を常に“頑張らせすぎている”状態です。
③ 運動不足: 筋肉量が低下し、身体を支える力が弱まると、些細な動作でも筋肉に負担がかかりやすくなります。
④ 血行不良: 冷えや身体を締め付ける服装は、筋肉を硬くする原因になります。
⑤ 精神的ストレス: ストレスを感じると、自律神経が乱れ、無意識に肩に力が入り、筋肉が緊張します。
⑥ 眼精疲労: パソコンやスマホ画面の見過ぎで目が疲れると、首や肩周りの筋肉も一緒に緊張してしまいます。
⑦ 睡眠不足: 睡眠中に身体の疲労が十分に回復できず、筋肉の緊張が翌日に持ち越されてしまいます。
“本当の犯人”はどの筋肉?肩こりを引き起こす主な筋肉たち
これらの原因によって、特に硬くなりやすいのが以下の筋肉です。私たちは、これらの筋肉の状態を詳細に評価し、アプローチしていきます。
- 僧帽筋(特に上部):
首の後ろから肩、背中の上部にかけて広がる最も代表的な肩こり関連筋です。猫背やストレートネックで頭部が前に移動すると、頭の重さを支えるために常に引っ張られ、過緊張状態となり、肩の付け根や首筋の凝りや痛みの主な原因となります。
- 肩甲挙筋:
首の横から肩甲骨の上角に付着し、肩甲骨を引き上げる筋肉です。ストレスで肩をすくめる癖や、なで肩姿勢の方で緊張しやすく、肩甲骨内側の上部や首の付け根の痛みに繋がります。
- 大胸筋・小胸筋:
大胸筋と小胸筋は、胸の筋肉で、硬くなることで巻き肩-猫背-ストレートネックの原因になる可能性のある筋肉です。また、呼吸を浅くさせ、自律神経症状を誘発する筋肉でもあります。
- 広背筋:
広背筋は、大胸筋と共に猫背を作る筋肉です。また、腰まで付着している為、反り腰にもさせる点が特徴です。猫背とストレートネックは同時に起こる為、肩こりの隠れた原因筋となります。
- 脊柱起立筋(特に胸部・頸部):
背骨に沿って走行し、姿勢を維持する筋肉群です。猫背や前かがみ姿勢で背骨を支えるために不均等な負担がかかり、背骨際、特に肩甲骨内側あたりに沿った凝りや痛みを引き起こすことがあります。
- 多裂筋(頸部・胸部):
脊柱の非常に深い部分にある小さな筋肉で、脊椎の安定化に重要です。不良姿勢により脊椎の安定性が損なわれると、負担がかかり硬くなることがあり、背骨際や肩甲骨内側の深部の凝りや痛みに影響することがあります。
- 胸鎖乳突筋:
耳の後ろから鎖骨と胸骨にかけて斜めに走る筋肉で、首を回す動きなどに関わります。うつむき姿勢や顔を前に突き出す姿勢で緊張しやすく、首の側面や前側の凝り、さらには頭痛の原因となることがあります。
- 後頭下筋群:
後頭下筋群は、後頭骨と上部頸椎の間にある4つの小さな深層筋群で、頭の位置の微調整を行います。長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用による眼精疲労、頭部の前方移動により常に緊張し、後頭部や目の奥の頭痛と関連が深いです。
これらの筋肉は、不良姿勢によって常に緊張を強いられたり、逆に十分に使われずに弱くなったりすることで、柔軟性を失い硬くなります。
特に、**胸側の筋肉(大胸筋・小胸筋)や身体の側面(広背筋)が硬くなると、肩を前に引っ張り「巻き肩」や「猫背」**を強力に作り出します。肩だけを揉んでも改善しないのは、この前面の筋肉が解放されていないケースが非常に多いのです。
【重要】ただの肩こりではない可能性も
肩こりに関連して鑑別が必要となる主な疾患には、以下のようなものがあります。
1, 頚椎椎間板ヘルニア、頸椎症:
首の神経が圧迫され、首だけでなく肩や腕、手にかけて痛みやしびれを引き起こします。
2, 胸郭出口症候群:
首から肩、腕にかけての神経や血管が圧迫され、肩や腕の痛み、しびれ、だるさなどを引き起こします。
3, 内臓疾患:
内臓疾患から交感神経が優位になって肩こりに発展したり、狭心症や心筋梗塞(左肩や腕、顎など)、胆嚢炎や胆石症(右肩や背中)などが関連痛として肩こりのような症状を引き起こすことがあります。
4, 精神的な疾患:
うつ病や自律神経失調症などが、身体症状として肩こりを引き起こすことがあります。その場合、肩こりだけの発症ではなく、気分の落ち込みや下記身体症状が併発します。
これらの疾患が疑われる場合は、自己判断せず、必ず医師の診察を受けましょう。
なぜBlue Moonであなたの肩こりを“根本的に改善”できるのか
「マッサージをしても、すぐ元に戻ってしまう」 「どこへ行っても良くならない」
それは、これまでのアプローチが、悲鳴を上げている**“結果”としての肩**にしか目を向けていなかったからです。Blue Moonが根本改善できるのには、明確な理由があります。
理由① 痛い「肩」だけを見ないから
私たちは、肩こりを「肩だけの問題」とは捉えません。例えば、骨盤の歪みが姿勢全体を崩し、結果として肩に負担をかけているのかもしれません。あるいは、足元の不安定さをかばうために、上半身が緊張しているのかもしれません。私たちは、**全身のつながり(運動連鎖)から、あなたの肩こりを引き起こしている“本当の震源地”**を見つけ出します。
理由②「代償動作」という身体のクセを見抜くから
本来動くべき肩甲骨や胸椎(背骨)が硬くて動かない(=“サボって”いる)と、その分を首や肩の筋肉が無理に補おうとします(=“頑張りすぎ”)。この“頑張りすぎ”が、あなたの感じている痛みや凝りの正体です。私たちは、この身体の代償パターンを詳細な検査で見抜き、“サボっている”場所が再び働けるようにアプローチします。
理由③「整体」と「脳への再教育」を組み合わせるから
長年の悪い姿勢は、あなたの脳に「この歪んだ姿勢が普通だ」と誤って記憶させてしまいます。当院では、専門的な整体で身体のバランスを整えるだけでなく、簡単なエクササイズを通して脳に「これが正しい姿勢・正しい動きだよ」と再教育していきます。これにより、良い状態が“当たり前”となり、不調が再発しにくい身体へと生まれ変わるのです。
諦めていたその肩こり、私たちに一度ご相談ください
肩こりは、「いつものこと」と放置して良い症状ではありません。しかし、正しい原因を見つけ、適切なアプローチをすれば、必ず改善へと向かいます。
もし、あなたが本気でそのつらい症状から解放されたいと願うなら、ぜひ一度Blue Moonにご相談ください。私たちが、あなたの身体と誠実に向き合い、根本改善への道を共に歩みます。